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2006年1月22日 - 2006年1月28日

2006/01/28

★Fi-Dia Block(s)の作り方(2)

2 金型
2-1 2D基本設計
各パーツの三次元CADデータから作成した正確な二次元CADデータを使い,二次元CADで金型の設計を行います.
Fi-Dia Block(s)は,金型設計という点では単純な形状なので(単純になるように考えて形状を決めているので),設計は二次元CADで行っています.
成形時の材料の流れやバランスを考慮してランナーやパーツの配置を決めます.
ランナーから製品部へ材料が流れ込む"ゲート"や♀ジョイント部の組み込み部品,金型から製品を外すための"突き出しピン",金型が成形時の圧力でたわまないようにする"サポートピラ"など,金型に必要な加工や構造がキチンと成立するように調整を行います.
この段階で問題がなければ,製作するパーツはFIXされます.

2-2 3Dモデリング
金型の設計は二次元CADで行っていますが,加工データを作成するために金型の主要部品を三次元CADでモデリングします.
金型の製品部分は,製品が反転した形状になっています.タイヤキ(製品)とタイヤキの型(金型)を思い出してもらえればわかると思います.
金型の三次元モデリングは,主に「ブロックから製品形状を取り去る」作業と「部品毎に形状を分割していく」作業です.
使用している三次元CADはソリッドと呼ばれるタイプですが,ソリッドの特徴の一つにブーリアン演算という機能があります.
ブーリアン演算は形状同士を処理する機能で,「形状を足す(和)」,「一方の形状から他方を引く(差)」,「二つの形状の共通部分を取り出す(積)」があります.
「ブロックから製品形状を取り去る」作業では差演算を使います.
さらに,組み込み部品に相当する形状を分割し,金型に必要な形状を追加していきます.

2006.01.28作成

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2006/01/27

★Fi-Dia Block(s)の作り方(1)

1 製品
1-1 製品企画
まずはじめに製品のコンセプトを考えます.
大雑把に言うと,基本的な形状(Std版)を作るか,作例と組み合わせた意匠性の強い形状(Opt版)を作るかを決め,テーマや作例を検討します.
ちなみに,Std.002のテーマは「ズレの表現」です.
コンセプトに沿って新たにラフスケッチを作ったりもしますが,普段から書き溜めたメモも参考にします.

1-2 2D基本設計
バリエーションを作り,作成するパーツを検討するために二次元CADである程度正確な形状データを作ります.
特にピッチ,輪郭形状はできるだけ正確に作っていきます.
パーツを特徴によって整理し,並べることで機械的にバリエーションを増やしていくことができ,また抜けているパターンを見つけやすくなります.
フレームに配置できる数や♂ジョイントと♀ジョイントのバランス等を考慮して,作成するパーツを仮決定します.

1-3 3D詳細設計
三次元CADを使ってそれぞれのパーツを正確にモデリングします.
Fi-Dia Block(s)の場合♀ジョイントの周りは共通な形状であることが多いので,パーツライブラリ機能を使って基本形状として登録し,参照することでモデリングの作業量を軽減することができます.
また,三次元CADを使うことで組み立て時の干渉検査や可動範囲の確認が可能です.
想定した組み合わせに問題が出る場合は製品形状を修正しますが,修正の範囲が大きい場合には2D基本設計へ戻って検討しなおすこともあります.

2006.01.27作成
2006.01.27更新

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2006/01/26

WF2006[冬]向けミーティング

1/24にWF2006[冬]に向けてT-Square Lab.のミーティングを行いました.
Std.002の金型製作が遅れて関係各位に迷惑をかけまくっていることを謝りつつ,イベントの企画を中心にディスカッションをしました.
企画の具体的な内容などについてはもう少し準備をしてから順次発表していきたいと思っています.
基本的にはWF向けの企画が多いのですが,WFに行けない方にも参加してもらえるように配慮したいと思いますので,みなみなさま方,お楽しみに!

話は変わりますが,私たちT-Square Lab.は活動スタンス「まずは私たちが企画やものづくりを楽しむ.(以下,略)」に従ってFi-Dia Block(s)の製作過程を断片的にですが公にしてきました.
例えば放電加工カテゴリ Fi-Dia Block(s) Std.002などがそうですが,せっかくなのでもう少しまとめてみたいと思っています.

現在鋭意製作中のStd.002は少々(!?)スケジュールが遅れていてお尻に着火直前な訳ですが,説明用の写真を撮るという点では都合がよかったりします(^_^)

手始めに,目次とカテゴリを作ってみました.
解説を混ぜつつ,順番にアップしていきたいと思っています.

★Fi-Dia Block(s)の作り方

1 製品
1-1 製品企画
1-2 2D基本設計
1-3 3D詳細設計
2 金型
2-1 2D基本設計
2-2 3Dモデリング
2-3 2D詳細設計
2-4 外注品発注
2-5 MC加工
2-6 型彫り放電加工
2-7 ワイヤ放電加工
2-8 組み立て・調整
3 生産
3-1 成形材料手配
3-2 試作(成形トライ)
3-3 成形品検査
3-4 量産
4 その他

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最初から最後まで綺麗に流れることは少なくて,工程の各所でループするんですけど,大間違いはないと思います.
工程を順番に追っていくうちに目次が変わることがあるかもしれませんが,適宜修正したいと思います.
今後どういう頻度でアップできるかわかりませんが,最後まで公開できたらWebページにまとめたいですね.

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